2008年10月28日

「Innovation and Conservation」(英国皇太子スピーチイベント) 日本科学未来館

UK-JAPAN2008の招待で、「英国チャールズ皇太子殿下来日基調演説」をお聞きする機会を得ました。
10月28日、訪日2日目。日本科学未来館を訪問され、ASIMO君がお出迎えをして宇宙飛行士の毛利衛館長の案内で展示をご覧になったあと、基調演説をされました。(ホールの中で待機していたので、ご到着からの状況は新聞報道からの引用)
殿下は、日英外交樹立150周年の記念イベントである「UK-JAPAN2008」のテーマも英国の先駆的なイノベーションと後世に残すべき創造的な産業・科学・芸術のバランス・調和を目指したものであることを強調され、テーマである「Innovation and Conservation」についてお話を進められました。
そのなかで、一番印象に残ったフレーズが、現在の世界の金融情勢を踏まえて「credit crunch(信用危機)」と「climate crunch(気候危機)」に言及されたところでした。信用危機が世界経済に与える影響は確かに深刻なものですが、経済の底力が発揮されればまた復活することは可能な一過性のものですが、気候や環境は、一度崩壊すると再生することは容易ではないことに気づく必要があります。
「Innovation」企業や産業界の民間の活力による低炭素社会の実現と「Conservation」熱帯雨林に頼って発展してきた国々に対するサポートと環境の保全・保護を永続的に続けられるシステムを確立することが緊急の課題であるとの強調されました。
25分ほどの、決して長くはないスピーチでしたが、英国が産業革命当時経験してきた教訓が生かされているのでしょうか。言葉の端々に我々以上の危機感を持っていらっしゃると感じました。6月27日に、UK-JAPAN2008の企画で行われた「英国ミリバンド外相との対話」でもテーマは、環境・地球温暖化問題でした。
そして、殿下は最後に、地球温暖化に対して「何もしないと言う選択肢はない」と結ばれました。

皇太子殿下のスピーチの全文は、以下のサイトに掲示されています。
スピーチ英語 
スピーチ日本語
英国大使館が発行した冊子「地球温暖化:日本への影響」HPでも閲覧できます。
熱帯雨林保護活動公式HP
083925

jnks1951 at 23:59│Comments(1)TrackBack(0) UK-Japan2008 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by イギリスかぶれ   2008年10月30日 07:46
チャールズ皇太子の演説をナマで聞けるなんて、素晴らしい体験でしたね。内容はもちろん素晴らしかったのでしょうが、私はレターヘッドの「CLARENCE HOUSE」というのが気になりました。たしか、これは皇太后陛下が生前住んでらした宮殿ですね。結婚前のダイアナさんもここに滞在したいたことがあったはず。皇太后の死後、チャールズ皇太子が受け継いだのですね。長い英王室の歴史の中の短い歴史をひもとく気がします。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔