2009年06月26日

「アロイーズ」展 ワタリウム美術館(外苑前)

最近、よく聞かれるようになってきた既成の美術の概念から解放された「アール・ブリュット」(生の芸術)の原点を代表する一人であるアロイーズの作品展です。
ワタリウム美術館の2〜4階がピンク色で埋め尽くされています。
アロイーズの一番好きな色なんでしょうね。
ピンクだけではありません。どの作品も色彩が豊かで明るいです。
ちょうど同時代のイギリスのアウトサイダー・アーティストのマッジ・ギルとは、全然ちがいますね。
でも描かれている人物の目は、どれも透き通ったブルーです。お面にあけた目の穴のようです。アロイーズは、絵を描きながら絵の中の登場人物になっていたのかもしれません。ブルーの目はアロイーズの目かもしれません。
1886年、スイスに生まれ、ドイツの宮廷に仕え、精神を病んで1918年に入院、その後50年近くを病院で過ごし、1964年死去。その入院中に、これらの絵を描いたわけですが、絵が評判になって売れるようになると絵を描くことを強要されて、晩年体調を崩し死期を早めた原因にもなったようです。実際年齢的な衰えがあったにしても、晩年の作品には何か輝きが消えてしまったようです。

会期 :8月16日(日)まで
休館日:月曜日
時間 :11時〜19時(水曜日〜21時)
会場 :ワタリウム美術館
入場料:一般1,000円、学生800円(期間中何度でも入場できるパスポート制)
ワタリウム美術館のHP
aloise

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