2010年04月09日

『ヤン・フードン 将軍的微笑展』 原美術館 (品川)

2008年、国立新美術館で開催された「アバンギャルド・チャイナ展」の「断橋無雪」、東京都写真美術館で開催された「液晶絵画」の「雀村往東」の2作品を観て、非常に気になっていたアーティストでした。特に、6面スクリーンを使った「雀村往東」の映像は忘れられません。
今回、出展された5作品の中では、一番長い「竹林の七賢人」が印象的でした。約55分の白黒映像作品。台詞のない映像だけ(効果音とかはありますよ)の作品ですが、無駄のない映像で例えれば瞬きもできないほど緊張を強いられた作品でした。
映像から呼び起こされるイメージは、文化大革命時代の下放政策によって地方に送り出された青年たちに思えてなりません。
最後に牛の張りぼてが燃やされて、農耕用の本物の牛は、後頭部をオノで殴られて撲殺されてしまいますが、この牛って文化大革命を象徴しているのでしょうか。
ついでに、展覧会のタイトルになっている「将軍的微笑」も原美術館の細長い展示フロアを有効に活用した素晴らしい作品でした。
原美術館のHP
会期 : 2009年12月19日(土)〜2010年5月23日(日)
会場 : 原美術館
時間 : 11:00〜17:00(祝日を除く水曜日は20:00まで開館)
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