2011年03月21日

今日のDVD+CD 「40th Anniversary / Tower of Power」

towerofpower40years
2008年に、サンフランシスコのThe Fillmore Auditoriumで行われたTower of Powerの40周年記念ライブのDVDとCDのセット。

40年前、60年代後半にブラスロックというジャンルが生まれて、BST、シカゴ、チェイスと言ったバンドがデビューした中で、ちょっと毛色が違っていたのが、Tower of Powerでした。

ロックバンドと言うよりもファンクやR&Bバンドと言ったほうが正確かもしれません。

当時のサンフランシコ周辺には、個性豊かなバンドが数多く生まれましたが、その後40年以上それなりのレベル以上の活動を継続しているバンドは、このTower of Power以外にないでしょう。

ここ何年は、バンドの中心メンバーも高齢化し、来日してもライブ会場が「Blue Note Tokyo」では、Tower of Powerのイメージと合わなくて足も遠のき興味も薄らいでいたのですが、このDVD+CDを観て聴いてビックリ。

クスリや酒でボロボロになった時期もあったりと、上がったり下がったりローラーコースターみたいな40年でしたが、Tower of Powerのスタイルは不滅でした。

何十周年記念なんて言うと、どちらかと言うと同窓会の乗りのお気楽セッションみたいな先入観が先に立ちますが、このアルバムは違います。

昔から最強のライブバンドと折り紙つきでしたが、ライブで演奏するのが本当に好きなんだと思いますね。

曲ごとのお約束の振り付けも昔通り、もしかするとちょっと進化してるかもしれません。

Tower of Powerのスタイルって一言では言えないのですが、絶対にほかにない最強のリズム隊の存在によるところが大でしょう。David Garibaldiのドラムス、Francis "Rocco" Prestiaのベース、初期のころ在籍したChester Thompsonのハモンドが繰り広げるスピード感、躍動感にふれた高速リズムの嵐。

それだけだとどこかへ飛んで行ってしまうところを、Stephen "Doc" Kupkaのバリトンサックスが、アクセントになって手綱を締める、そんな構図になっていました。

このライブでは、Chester Thompsonも加わって往年のリズムセクションが完全復活。

ホーンセクションも、Greg Adams、Mic GilletteやSkip Mesquite等々が顔をそろえ圧巻。Skip Mesquiteは、このライブの後に亡くなって、これが最後の演奏になってしまいました。

Tower of Powerのライブ映像は、海外のテレビ局のスタジオライブや、2000年に「House of Blues」のサイトで公開されていたライブ映像ぐらいで、今回のDVDは絶対にお勧めのDVDです。

もう一つ、40年前、FillmoreにTower of Powerが初登場した時の開演時のバンド紹介の録音(亡くなったBill Grahamがやっています)を流して、MCの代わりにするところなんて、心憎い演出で上手いもんだと感心しました。

Tower of PowerのオフィシャルHP

以下の2つの映像は、Montreux Jazz Festival (2008年)の時のもので、この40周年ライブのメンバーに近いと思われます。



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