映画・演劇

2017年01月22日

「冬物語」SPAC 静岡芸術劇場

この冬は、シェークスピアづいていて、12月に新国立劇場で「ヘンリー4世」。
1月がこの「冬物語」。
2月は、劇団子供鉅人で、「マクベス」の予定。
この「冬物語」では、一つの役を、語り手と動き手に分けて「二人一役」で演じられますが、不思議と抵抗感はありません。
かえって、シェークスピアのセリフがストレートに伝わってくるようでした。
物語が分かっていてもドキドキさせてくれるような芝居の醍醐味を味わえた舞台でした。
遠く静岡まで電車を乗り継いて行った価値がありました。
image1


jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年11月26日

「The Searching Cranburys Live」と「ふでをならう /劇団子供鉅人(ピンク・リバティ)」

今日は、忙しい1日でした。
1時から、新宿眼科画廊スペース地下で「ふでをならう」劇団子供鉅人(ピンク・リバティ)を観て、7時から、赤坂B Flatで「The Searching Cranburys」というバンドの10周年記念ライブへ行ってきました。
「The Searching Cranburys」というバンド名からしてなんとなくジョージ・ハリスンやボブ・ディランが参加した「Traveling Wilburys」を意識しているのがわかります。
リーダーが、ジョージ・ハリスンの心酔者といえば、バンドのだいたい傾向が分かると思いますが、それでもメンバーそれぞれ個性豊か。
写真の左から65歳、63歳、63歳、65歳。
2ステージ、休憩もほとんど取らずに歌い切りました。
皆さん、元気です。 
R0081739

R0081745

IMG_1226

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年10月22日

「Woodcutters−伐採−」 東京芸術劇場プレイハウス

フェスティバル/トーキョー16参加作品。
ポーランドの劇作・演出家クリスチャン・ルパの2014年初演の問題作。
クリスチャン・ルパが、翻案・美術・照明・演出を手がけています。
4時間20分、延々続く自慢話やしつこくて空虚なセリフの応酬。
観客に、いい加減にしてくれとでも言わせたいのか思っているところへ、演出家本人の相槌まで聞こえて、イライラ感は極限に。
最前列、上目遣いで字幕を追い、チラチラ舞台を見る。
これほど精神的にも肉体的に疲れた芝居も久しぶりでした。
装置、美術も良かったですが、映像の使い方、過去の映像、今の映像、こんな使い方があるんだと驚かされました。
今年のフェスティバル/トーキョー、次は、30日、「哀れ、兵士」を観にいきます。




jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年07月15日

「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」 渋谷アップリンク

ジェームス・ブラウン登場から絶頂期までを、描いたドキュメンタリー映画。
約2時間。長いが飽きない。
6月に公開してもう一ヶ月以上、よく続きます。
良くも悪くも偉大な存在だったジェームス・ブラウン。
バンド・メンバーのインタビューから負の部分も見え隠れしまうが、愛憎色々。
その時代とジェームス・ブラウンの関係も良く描かれています。
『ファンクとは?』の答えも実演を交えてよく分かりました。
IMG_0839



jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年01月10日

「南総里見八犬伝」 国立劇場

初芝居は、歌舞伎でした。
国立劇場、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」。
馬琴が28年かけて完成した小説を、無理やり4時間に縮めて最後に八犬士を全員登場させてめでたしめでたし。
新春は、やはりおめでたい演目が一番。
ただ、新春恒例、お約束の派手な仕掛けがないのが物足りません。

日本の二大長編小説と言えば、「源氏物語」とこの「南総里見八犬伝」だそうです。
私は、オタク言うほどではないですが、3度読んでいる「八犬伝」派。
去年から岩波文庫の一巻目をカバンに入れて、いつでも読み始められるようにしています。
ちなみに、今年は、「南総里見八犬伝」刊行開始200年の節目の年になるそうです。
RIMG51138RIMG51106
RIMG51118RIMG51128

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年03月02日

劇団桟敷童子 「珍獣ピカリノウスの法則/コタツのある風景」 西新宿成子坂劇場 西新宿

劇団桟敷童子の番外公演、それぞれ上演時間約45分の2作品「珍獣ピカリノウスの法則」と「コタツのある風景」 を連続上演するという趣向。
出演者も5、6人と少なく、役者の個性が際立ちます。
小品ながら芝居らしい芝居を観た満足感がありました。
次回は、4月に本公演「海猫街・改訂版」、待ち遠しいですね。

芝居観終わって、今日も急いで病院へ見舞に。
西新宿、中野坂上から横須賀までは遠いです。
見舞いを終えて夜7時、人のほとんどいない横須賀駅で帰りの電車を待ちます。

という大忙しな一日でした。

(西新宿成子坂劇場の写真がありますが、芝居のイメージとほど遠いので載せないことにしました)
RIMG42802

jnks1951 at 22:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年08月01日

劇団桟敷童子 「鬼灯町鬼灯通り三丁目」 西新宿成子坂劇場 西新宿

東憲司の2008年初演の外部提供作品に、桟敷童子が「スイカ組」と「ホタル組」のダブルキャストで挑戦するという趣向です。
私は、流れから当然「ホタル組」。
役者4人、一時間半の作品ですが、メリハリの効いたストーリー展開とスピード感。だれる瞬間もない良い意味で緊張を強いられる舞台です。
観るたびに役者が、成長しているので、毎回楽しみです。
ベテラン、鈴木めぐみさんの上手さは別格ですが、小柄な大手忍さんのパワーにも圧倒されました。
次回、11月本公演も期待できそうです。
(のぼりがないと、どこが劇場入口か分からない成子坂劇場です。そんなことでピンボケになりました)
RIMG30947

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月23日

劇団桟敷童子 「風撃ち ―かぜうち―」 すみだパークスタジオ(倉) 錦糸町

RIMG28621

スカイツリー開業1周年の記念日に、スカイツリーのすぐそばにある芝居小屋(スカイツリー駅と錦糸町駅の中間点)で、劇団桟敷童子の公演を観てきました。
500年間、南海の孤島を漂流する民、幽霊船や生贄などが織りなす伝奇物の世界。サジキドウジと東憲司の新たな境地でしょうか。
本が良いのか役者が良いのか。役者の個性も一層際立ってきたようで、次回の公演が楽しみです。
本公演は、5月29日(水)昼の回までです。


jnks1951 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月18日

「ハーブ&ドロシー 二人からの贈りもの(Herb & Dorothy 50×50)」 東京都写真美術館

お爺ちゃん、年取って車椅子で移動してほとんど何もしゃべらないのに、展示する絵の位置決めの時になったら、突然覚醒して的確に指示を出す。コレクターの執念、恐るべし。
こんなコレクターになってみたいと思いますが、いまさら蒐集しても手遅れですね。



herb

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年04月04日

「シュガーマン 奇跡に愛された男」(SEARCHING FOR SUGER MAN) 角川シネマ有楽町

「シュガーマン」、観てきました。
下手な解説をすると、薄っぺらくなるのであまり書きません。一言で表現すると、良かったです。
1970年前後に、二枚のアルバムを発表し一部には高い評価を得ながら商業的には全く売れず忘れ去られてしまったロドリゲスという歌手がいました。
ところが、彼のアルバムが、遠く離れた南アフリカで、反アパルトヘイト運動の中心となった若者たちの共感を呼び、その後も繰り返し聴かれ続ける大ヒットアルバムになっていました。
この歌手が映画の主人公。ほとんど違法コピーで印税を得ることもなく、本人は、20年以上南アフリカで大ヒットしていることなど知る由もなかったようです。
そして、南アのファンが「ロドリゲス」とは一体誰だという「ロドリゲス探し」を始めて、生存が確認され、遂に南アフリカのステージに立つという感動的な展開になります。
しかし、この映画は、メデタシメデタシで終わりません。その後名声を得ても多くを望まず自然に穏やかに生きるロドリゲスの日常を追います。
映画の中でロドリゲスの長女が、「伝説のままの方が良かったんじゃないの」と言いましたが、伝説が解き明かされて失望となることもありがちですが、ロドリゲスの場合は、伝説が奇跡になったと言えるようです。

【映画の予告編】


【映画のサウンドトラック、静止画像】


jnks1951 at 00:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年12月21日

「泳ぐ機関車」 劇団桟敷童子 すみだパークスタジオ(倉) (錦糸町)

RIMG231232
毎年何本も、芝居を観に行っているわけではありませんが、今年最後に最高の芝居を観ることが出来ました。
18日の日経新聞夕刊の演劇欄に内田洋一編集委員の劇評が掲載されていて、冒頭の「小劇場の群小劇団の中で、今みるべきは桟敷童子だ」という確信に満ちたコメントどおりの芝居でした。
看板俳優がいるわけではなく裏方を含めた劇団員全員が結集して生まれるパワーの凄さに圧倒されました。
ただの倉庫が、劇的空間に生まれ変わる。演劇のだいご味ですね。
25日の昼の部が千秋楽。キャンセル待ちをして観たかいがありました。
この場所、錦糸町ととうきょうスカイツリー駅の中間。スカイツリーに手が届きそうです。
RIMG23139

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月15日

「るつぼ」 新国立劇場 小劇場 (初台)

約300年前、アメリカのマサチューセッツ州で実際に起こった魔女狩り事件を題材したアーサー・ミラーの1953年の作品。
装置はテーブルと椅子ぐらいのシンプルな舞台で21人の俳優のセリフが途切れることなく続く約4時間の舞台。
一つ一つのセリフを聞き逃さないように緊張して観る方の疲労度も相当なものでした。
現代にも通じる普遍的なテーマの重さ、舞台の緊迫感から息苦しくて、なんでこんな面倒な芝居を観なきゃいけないんだと思わせるぐらいの圧迫感のある見応えのある芝居でした。
(この芝居、18日のマチネーで千秋楽です。私は、当日キャンセル待ち7番目で観ることが出来ました)
「るつぼ」のパンフレット
RIMG20297 サイズ変更

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年03月19日

「パーマ屋スミレ」 新国立劇場 小劇場 (初台)

2008年(2011年再演)の名作「焼肉ドラゴン」の作者兼演出家、鄭義信の最新作。
「焼肉ドラゴン」より5年ほど遡った1965年頃、九州の炭鉱町「アリラン峠」が舞台。

前回と同じように、在日コリアンの3姉妹を中心に、高度経済成長や豊かさとは無縁の人々のおかしいほど悲しい必死な生き様が描かれます。

今回は、炭塵爆発の一酸化炭素中毒で夫たちが治る見込みも希望もないCO中毒患者になってしまうという救いようのない絶望的な状況が加わり一層悲惨さが増しています。
次女須美(南果歩)と三女春美(星野園美)の夫たち、成勲(松重豊)と昌平(森下能幸)は、CO中毒患者となり、成勲の弟、英勲(石橋徹郎)は、地上の楽園でないことを薄々知りながら北朝鮮へ帰還します。三女春美は、CO中毒で苦しんでいる夫を手に掛けて、自分も警察に自首します。
病気や貧困、組合問題、会社との戦いのなかで、登場人物が一人二人と欠けてゆき、遂には、石炭産業の衰退に伴い炭鉱は閉鎖。
須美と夫の成勲の二人だけが町に残ります。

姉の初美(根岸季衣)家族が去った後、須美が成勲の髭をあたるラストのシーン。今までの怒鳴りあい、殴り合い、愛憎がぶつかりあってきた時間がウソのように、一瞬の平和が二人に訪れます。
雪が降り始め、この芝居の案内人である成人となった甥の大吉(酒向芳)が、二人の上にそっと傘を差し掛け、舞台一面に広がった白い雪が緞帳となって幕が下ります。
ようやくここで救われたような、すべてが昇華された瞬間の美しさを観るだけでもこの芝居を観る価値がありました。
「焼肉ドラゴン」で死んでしまった息子の時生が、トタン屋根の上から集落を後にする両親の後ろ姿に手を振る場面に散る桜の花びらに勝るとも劣らない美しさです。

この作品でも、鄭義信は、一番大事なメッセージをアボジ(父親)である洪吉(青山達三)に託していたと思います。ごろごろ寝てばかりいて、「万歳」と言う以外無口で何もしていないようなアボジも、常に家族の精神的なよりどころでありすべての規範であったと思います。三女春美が、警察へ自首する場面で、洪吉は春美に「だから生きろ(こういうセリフだったと記憶しています。若干曖昧)」と言います。
何故とかどうしてとか面倒な説明はなく問答無用に「生きろ」です。その言葉の重み深さは、洪吉にしか発することのできないメッセージだったと感じました。

新国立劇場 小劇場 3月25日まで。(キャンセル待ちで並べば、まだ観るチャンスはあるかもしれません)

ぜひとも、再演を期待します。

ロビーに展示してあった舞台セットのミニチュア
RIMG10981
sumire

jnks1951 at 21:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年09月12日

『ジョン・レノン、ニューヨーク』 東京都写真美術館ホール 恵比寿

今週16日の金曜日までだったことを思い出して先週木曜日に、『ジョン・レノン、ニューヨーク』を観に行ってきました。

ジョン・レノンが、1980年12月に亡くなるまでの約10年間のニューヨーク生活を追ったドキュメンタリー映画です。

この映画で、確認できたこと。
。沓闇代というのが、本当に大変な時代だったということ。(私もその時代に居ましたが)ジョン・レノンは、その中で幸か不幸か自ら進んで火中の栗を拾いに行くことになったと思えてきます。
▲ノ・ヨーコの存在の大きさ。色々なことを言われている彼女ですが、ジョン・レノンにとってなくてはならない存在だったことがよく分かります。(オノ・ヨーコが監修したことを割引いたとしても)
ジョン・レノンが亡くなって、もう33年。ついこの間のことのようで、そんな昔のことだったとは思えないのですが。
ぅ献腑鵝Ε譽離鵝⊆司で玉子が欠かせないこと。

ビートルズのジョンからせっかく人間ジョン・レノンに戻って、平穏な生活が始められたのに、最後は凶弾に倒れてしまいます。映画では、誰がどうやって、何でということには触れられずただジョン亡くなった事実だけが伝えられ、その無念さが一層広がります。

オマケ:ロサンゼルスで、アルコールやその他で完全ハイになった状態の録音シーンのメチャメチャさ。これは、筆舌に尽くしがたいものがあります。これだけでも、観る価値あり。

作品名  :『ジョン・レノン、ニューヨーク』
会場   : 東京都写真美術館ホール 恵比寿
上映期間 : 2011年9月16日(金)まで(残り、13日から16日までです)
休映日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
上映時間 : 10:45/13:25/16:05/18:45


『ジョン・レノン、ニューヨーク』のHP
 
東京都写真美術館のHP



jnks1951 at 00:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年06月25日

映画『赤い靴-デジタルリマスター・エディション』試写会 ユーロスペース (渋谷) 

先月18日、渋谷のユーロスペースで行われた映画『赤い靴-デジタルリマスター・エディション』試写会へ在日英国大使館からのご招待で行ってきました。

この作品は、1948年の英国作品。この作品を高く評価していたマーティン・スコセージが2年の歳月をかけて全編デジタルリマスター化したもの。

劇中の17分間の「赤い靴」のバレーシーンは、演じられるバレーの素晴らしさとともに、当時の映像技術の駆使して撮影された映像が絶賛されたそうです。現在のデジタル合成技術に比べれば完全「ローテク」ですが、今観ても納得できる映像美です。

ストーリーは、作曲家志望の青年ジュリアンが作曲した曲を担当教授に盗作されてバレー音楽に使われてしまうところから始まります。クレームを付けに興行主レルモントフに会いに行くが言い含められて、座付作曲家に抜擢されるところがことの発端。悲恋ものと言うよりも、バレー業界のドロドロした内幕を描いたスキャンダルものという視点で観ても面白いかもしれません。
今年公開された「ブラック・スワン」に続く系譜の原点ともいえる作品でしょう。

かなり誇張されているとはいえバレー団内部の確執や団員同士の愛憎は、かなり俗っぽい。興行主レルモントフは、芸術至上主義ではなくて、ビジネス優先主義では。バレーという高尚な舞台芸術のイメージからはかなり乖離のある世界のようです。そこへ登場するヒロイン、ヴィッキー。
ヒロインが純粋であればあるほど、対比が際立つ。ヴィッキーも名声を求めてバレー団に入ってくるがそこで、ジュリアンと出会って話は、展開していき最後の結末を迎える。

1940年代は、アメリカではMGMのミュージカル映画が全盛期を迎えたころであり、大西洋を隔てたイギリスでこのような名作が生まれ、イギリスより米国で初めにヒットしたというのも面白いですが、日本でも大ヒットしたというのが不思議な感じがします。

日本では、1950年3月に日比谷の有楽座で公開。私の生まれた1年前のことなので、何も記憶がないのですが、その後バレーブームが起こって、色々なところでバレー教室をやっていたような記憶があります。
確か近くの幼稚園でもやっていて、悪がきどもは、女の子たちが練習しているのを覗いて、なにやってるんだろうって思っていました。
終戦後4年がたち、世の中に余裕が出来て来たとはいえ有楽座の大画面で観るカラー映像の衝撃は、かなりのものだったのでしょう。一種のカルチャーショックだったのかもしれません。

この映画、ストーリーやバレーシーンの素晴らしも然ることながら、ディテールにこだわって観るのも面白いかもしれません。当時のロンドン、コペントガーデンの風景とか、朝食で食べていたのは、グレープフルーツなのか、「赤い靴」のシーンのバレーシューズがアップになったときかなり汚れていたとか、どうでも良いことですが、興味は尽きません。

来週、7月2日(土)より渋谷ユーロ・スペースを皮切りに全国公開されます。
公開スケジュールの詳細は、以下のホームページで確認願います。
『赤い靴-デジタルリマスター・エディション』のオフィシャルHP

赤い靴01_メイン

赤い靴03_サブ2

赤い靴02_サブ1

jnks1951 at 00:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年02月19日

『英国王のスピーチ』プレミア試写会 駐日英国大使館 大使公邸 (半蔵門)

image3
昨日(2月18日)、駐日英国大使館大使公邸で行われた映画『英国王のスピーチ』のプレミア試写会に招待され行ってきました。

既にイギリスでは、英国アカデミー賞7部門受賞、今月末発表されるアカデミー賞では、12部門にノミネートされている話題作です。

吃音障害を持ったイギリス国王ジョージ6世をコリン・ファース、妻のエリザベス(現エリザベス女王の母)をヘレナ・ボナム=カーター、そしてオーストラリア人のスピーチ矯正専門家ライオネル・ローグにジェフリー・ラッシュと個性的な俳優たちが演じ、「エリザベス1世」やテレビシリーズ「プライム・サスペクツ6」のトム・フーパーが監督と、絶対外れようがない布陣。

ストーリーは、吃音障害を持ったイギリス国王が、障害を見事克服し1939年9月3日ドイツに対して宣戦布告し、初めての国民に向けた戦時スピーチを行い、国民に勇気を与え難局を打ち勝とうとする決意の象徴となったいうものです。

親子、兄弟の葛藤、友情や差別、愛憎や、第二次世界大戦前夜の不安感を増していく時代背景を織り交ぜたイギリス王室を舞台にしたスケールの大きなホームドラマとも言えます。

徐々に明らかにされる吃音になった原因も、父の厳しいしつけや左利きやX脚の矯正であったりしたことが、スピーチ矯正専門家ライオネル・ローグに語られます。
もともと次男坊で、のんびり海軍士官の公務をこなしていれば済んだはずなのに、突然長男が王位を放棄したためにお鉢が回ってきた。何の心の準備もないままに王位についた上、ドイツとの戦争は目前に迫っていて、吃音のためスピーチもまともにできない。
その矯正指導をするのが、本来ならばありえない植民地オーストラリア人の医師でもないライオネル・ローグであり、身分を越えた不思議な友情によって過去のトラウマから解放され自信を得て行きます。

王位を継承しジョージ6世となった父が、娘エリザベス(現エリザベス女王)と向かい合うシーンで、「Courtesy」と母に言われて一瞬戸惑う表情は、父が国王になったことへの戸惑いと、必然的に国王の王位を継承する立場に自分自身もなったことへの戸惑いのようにも見えました。
「王冠を賭けた恋」として誰でも知っているエドワード8世とシンプソン夫人だけが目立って、その上57歳で若くして亡くなられたジョージ6世は損な役回りだったのかもしれません。妻エリザベス(現エリザベス女王の母、皇太后)は、ジョージ6世を苦しめたウインザー公夫妻を許さなかったことは有名です。

最後、国王がスピーチをする場面で、様々な場所でラジオから流れる国王のスピーチを聞くシーンが挿入されますが、じっと放送に聞き入る国民や兵士の姿は、それだけで絵になる美しい映像でした。

各シーン、画面の隅々までイギリス映画らしい繊細さにあふれた作品。
イギリス映画の真髄を観たような気がします。

そして何よりも、吃音障害を持っていた国王を題材にした映画の試写会を、大使館で行ってしまうイギリスと言う国のしたたかさ・自信のありように改めて大英帝国は不滅だと実感しました。

日本公開は、2月26日(土)からです。

『英国王のスピーチ』公式サイト

(D.ウォレン駐日英国大使と依田ギャガ社長のプレミア試写会での画像です。いつもながら、こういう肝心な時にまともな写真が撮れません)
IMG_50831IMG_5078IMG_50941
image1

jnks1951 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年02月18日

『焼肉ドラゴン』 新国立劇場 小劇場

2008年の話題作の再演です。
初演の舞台は観ていないのですが、NHKの劇場中継を途中から観て、あまりの素晴らしさに衝撃を受けていたので、今回は待ちに待った再演でした。それも初演時とほぼ同じ配役・スタッフでの再演です。
日本語とハングルのチャンポンで演じられるという型破りの芝居で、その年の様々な演劇賞を総なめにしました。
大阪万博のころの大阪、立ち退きを迫られる朝鮮人集落を舞台に、焼肉屋を営む在日朝鮮人一家の懸命に生きる姿を描いています。
作・演出の鄭義信は、登場人物に様々な過酷な運命を背負わせます。父は、太平洋戦争で片腕を失い帰るべき故郷の村を失い、母も済州島から逃れて来た。静花、梨花、美花の3姉妹もそれぞれ運命を背負って北朝鮮、韓国、東京へと旅立ち、長男時生は、学校でいじめにあい遂には自死してしまいます。そして、最後、集落は強制施行され立ち退かされることになります。
よくぞここまで悲惨なシチュエーションを設定したなと感心するほどの悲惨さでもあるにもかかわらず、希望だとか未来だとか生きる力だとかを感じさせてくれる不思議な芝居です。
素晴らしい役者たちです。母親役の高秀喜、父親役の申哲振の二人の存在感には圧倒されます。
父親役の申哲振が、三女の結婚相手の日本人に自らの歴史を語る中で「働いて、働いて、働いて」と抑揚なく淡々と何度も繰り返したセリフは、歩んできた人生の重みそのもでした。
最後の場面で、亡くなった長男時生が、トタン屋根の上に登って旅立っていく家族を見送る場面、時生が大好きだった家族やこの街を思うセリフと散る桜の花びら。久しぶりに観た美しい舞台景色でした。
この年になるとどうも涙脆くなって恥ずかしいのですが、この場面泣いちゃいました。
2月20日(日)が東京公演千秋楽。その後、韓国、兵庫、北九州と巡演する予定ですが、もう一回この家族に会いたいそんな思いになる芝居です。
(実は、開演3時間前からキャンセル待ちして観ました。執念です)
新国立劇場のHP
ソウル公演はこちら
兵庫公演はこちら
北九州公演はこちら
yakiniku_1



jnks1951 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月23日

「The Age of Stupid」上映+トークライブ(FoE Japan主催)

昨日(22日)、「The Age of Stupid」上映+トークライブへ行ってきました。

映画「The Age of Stupid」は、2009年に公開されたイギリスのドキュメンタリー映画です。
地球温暖化をテーマに、温暖化を止めることができなかった人類は、2055年についに滅亡してしまうというSF映画的要素も加わったドキュメンタリー映画です。
映画の中で取り上げられて現在起こっている事実を積み重ねて、人類が何もしないでいると、50年後には人類は滅亡しますよというメッセージはかなり強烈です。
映画の後、有識者3人によるトークライブがありました。
こういう映画の後のトークと言うのは、映画のインパクトが大きいだけに若干散漫な印象にならざるを得ないのは致し方ないのかもしれません。
それでも、専門家の生の意見を聞けたこと、色々な考え方があることなども知ることができ収穫も多いイベントでした。

内容もさることながら、この映画の中で案内役として登場するのが、今年1月に64歳で亡くなったイギリスの俳優Pete Postlethwaiteでした。(最近では「ブラス」で有名ですが、老け顔で若いときから60代にしか見えない個性的な俳優でした)
主催者FoE JapanのHP
IMG_4774
The Age of Stupid - trailer


jnks1951 at 02:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年12月28日

「植物さん / BABY EINSTEIN」 シアターグリーン (池袋) 

演劇だけには、間口を広げないようにと思っていたんですが、ついに禁を破って足を踏み入れてしまいました。舞台って、いったんその魅力にはまると抜けられなくなるんです。大昔、軽い中毒症状を起こしていたので、つとめて避けていたんですけどね。

BABY EINSTEINの渡辺早佳さんに、このブログにコメントして頂いた縁で、今回「植物さん」を拝見させていただくことになりました。渡辺さん、ありがとうございました。(また、この世界に引きずり込まれた恨みも少しありますが)

シアターグリーンも初めて。なにしろBABY EINSTEINについて何の事前知識もなく、公演チラシ、パンフも大きいだけでほとんど何も情報がなく、開演前はドキドキ緊張状態。

暗転から「植物さん」の登場、14各国同時イベントの石井君の会社へ場面転換のテンポもスムーズ。最後まで、スピード感、疾走感を持続させた気持ちのいい舞台でした。
5人の出演者も個性的な実に存在感のある俳優たちで、ごく普通の登場人物でありながら、中に秘められた狂気を暗示するような仕草、顔の表情、台詞回し等の役作りも見事にこなしていました。

舞台では、父と娘姉妹の3人家族と姉の勤める会社の石井君の4人の話が同時並行的に進んでいきます。徐々に糸がつながり物語の輪郭が見えてきます。脚本家の松田龍一は、徹底的に家族の繋がりにこだわっているようです。スピード感のある舞台で丁寧に台詞を重ね、イメージを膨らませていきます。
久しぶりに、緊張感のある刺激的な舞台を観ることができました。
渡辺早佳、諸岡那奈、二人ともなかなか癖のあるいい役者ですね。諸岡那奈の雑巾がけ独白、最高でした。

来年、BABY EINSTEINの一段の飛躍を期待しています。

「植物さん / BABY EINSTEIN」
12/26 19:00
 /27 14:00/19:00
 /28 14:00/19:00
 /29 13:00/18:00
*受付開始45分前、開場30分前
* place シアターグリーン in BASE THEATER
* ticket 前売り ¥2,000- 当日 ¥2,300-


劇団BABY EINSTEINのHP
植物084639

jnks1951 at 02:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年04月07日

「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」 渋谷シネマライズ

実は土曜日(5日)、「≒草間彌生 わたし大好き」と「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」を続けて観たんです。15分しか間隔がなくほとんど食事もしないで2本観続けました。(「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」は、1970年代に本人の死後発見されたアウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガーに、彼が書き残した15千ページの小説「非現実の王国で」と作者の生涯をオーバーラップさせ、迫っていくドキュメンタリー映画です。)比較しようもないのですが、両極端にある芸術家のドキュメンタリ−を続けて観ることになったわけで、疲れました。
HD

jnks1951 at 17:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年04月05日

「≒草間彌生 わたし大好き」 渋谷ライズエックス

映画を載せるのは初めてかもしれません。前衛芸術家の草間彌生のドキュメンタリー映画。50枚のF100号(160僉130)のモノクロ作品「愛はとこしえ」の製作に密着して製作過程を見せてくれます。黒のマジックで白いカンバスに下書きもなく直接描き始めるのには驚きました。それも80歳近い人が、黒いマジックだけとはいえ、F100を50枚書く訳ですからそのパワーには圧倒されまました。
yayoi

jnks1951 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)